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特殊部隊が中心となった映画

戦争映画-1

戦争映画で特殊部隊を中心に描いたものと言えば、もう10年以上も前になりますが、ブラックホーク・ダウンがあります。これは1993年に実際にソマリアあった戦闘が描かれたものでアメリカでは2001年、日本では2002年に公開されています。

タイトルのブラックホーク

タイトルについたブラックホークとはアメリカ軍のヘリコプターのことになります。これはUH-60ブラックホークを改良して強襲型としたもので型式はMH-60Lになっています。

ダウンは撃墜といった意味合いですね。ソマリアの内戦を終結させるために作戦に向かった2機のブラックホークが作戦開始直後に和平に反対するアイディード将軍派の民兵によるRPG-7の攻撃により撃墜されてしまいます。この撃墜された仲間たちの救出に向かう兵士たちの物語ということになります。

舞台は市街地ですから市街地戦ということになります。この映画のキャッチコピーは「あなたはこの戦争に言葉を失う。しかし、知るべき時が来た。」です。

実戦に参加した隊員のカメオ出演

カメオ出演というのはスーパーエキストラといったような意味合いで、その作品や登場人物や監督などにゆかりのある人がほんのちょっと端役で出演するといったものです。この映画の場合は、実際の1993年に現場へ救出の任務に向かい、無事帰還したアーロン・A・ウィーバーというレンジャー隊員がカメオ出演で登場しています。

どういったシーンかというと、映画の終盤でデルタ隊員にコーヒーを手渡すといったシーンで登場しています。ですが、2004年にイラクのファルージャでヘリコプターによる移送中に撃墜され亡くなっています。実はこの他にも数名がカメオ出演をしているのです。

こういったシーンを探すのもこういった戦争映画における楽しみの一つかもしれません。もちろんノンフィクションでなければこういったことはあまりありませんが。

原作は小説

この映画は原作として「ブラックホーク・ダウン・アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録」というマーク・ボウデンの書いたノンフィクションの小説があります。日本語化されており、販売されています。

登場する特殊部隊はデルタからSEALs、レンジャーやパラジャンパーなど様々な特殊部隊が登場します。この映画の大きな特徴と言えるのはその描写ですね。

それまでの戦争映画とは大きく異なっており、状況説明などはあまりありません。戦場という特殊な現場を直接描写した点が大きく異なります。そのため、正規戦ではなく、現代の不正規戦による現場の混乱が的確に捉えられています。泥沼の市街地戦闘がそのまま描写されています。特殊部隊が好きな方は必須と言える映画なのかもしれません。

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