ミリタリー雑誌

月刊『Gun Professionals』

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老舗の伝統を受け継ぐ銃器専門誌

月刊『Gun Professionals』は、2012年2月に創刊された、ホビージャパン発行の銃器関連情報の専門誌です。形式的には、同じくホビージャパンから発行されている月刊『アームズマガジン』の増刊にあたりますが、雑誌としての性格は大きく異なっています。

これは月刊『Gun Professionals』の創刊の経緯と関係があります。

元々、日本には1962年創刊の月刊『Gun』という、銃器関連の情報を提供する老舗の専門誌がありましたが、出版元の経営状態の悪化等が理由で2011年に休刊となりました。

その後、同誌の主要スタッフが立ち上げたのが、この月刊『Gun Professionals』であり、月刊『Gun』の後継とも言うべき内容となっています。
(なお、月刊『Gun』の後継としては、のちにユニバーサル出版より、月刊『Gun Magazine』が創刊されています)。

とにかく銃器がメイン! 海外レポートや動画も充実

上記のような経緯がありますので、『Gun Professionals』の内容は、とにかく銃器が中心となっています。

実銃、トイガンの両方を取り上げていますが、基本的には実銃が主で、トイガンが従といった印象です。しかし、実銃、トイガン共にかなりマニアックな部分にまで踏み込んで記事にしてあり、その専門性は非常に高いものがあります。

具体的には、詳細な歴史的経緯から実用面での特徴やポイント、さらには分解写真や断面写真なども多用されており、銃器についてくわしく知りたい方には正にうってつけの雑誌と言えます。

また、掲載されている写真も、銃器の質感や光沢等を効果的に映し出す配慮が見られ、ただ写真を見ていくだけでもそれなりの満足感があります。
ちなみに、海外レポートが充実しているのも、同誌の大きな特徴のひとつです。

また、同誌はyoutubeに同誌の関連動画をアップしており、実銃射撃映像などを鑑賞することができます。

専門的な知識を身につけたい方に特におすすめ

このように、月刊『Gun Professionals』は、専門性の高いマニアックな雑誌なのですが、同時に銃器類の社会的な立ち位置等にも目配りをする、バランスのよい雑誌でもあります。

このあたりのバランス感覚は、ある意味、『コンバットマガジン』とも通じるものがあります。
どちらも老舗(またはその伝統を受け継ぐもの)ですので、そういった面での影響があるのかも知れません。

実銃やトイガンに関して、専門的かつ良識ある知識を身につけたい方に、特におすすめの雑誌と言えるでしょう。

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