プラトーン


-戦争の実態に迫った歴史的作品!-

『プラトーン』はベトナム戦争を舞台にした戦争映画の傑作である。
オリバー・ストーン監督自らの従軍体験を元にしたとも言われているこの映画は、そのリアルさや迫真性で、公開当時、すさまじいインパクトを与えた。

なお、当時の日本にはサバイバルゲームのブームが到来しており、『プラトーン』に影響されてベトナム戦争をイメージしたサバゲーをした者も多い。また、現在でもベトナム戦争を模したサバゲーが行なわれるなど、日本のサバゲー界への影響の大きさには特筆すべきものがある。

日本公開から20数年が経過した昔の映画ではあるが、未見の若いサバゲーファンにとっては、そういう意味で要注目の映画と言える(見てると、話も通じやすくなります)。

映画の舞台は、ベトナム戦争の最前線。そこで戦う米陸軍第25歩兵師団の小隊に配属された新兵クリスが主人公だ。
ちなみに、タイトルの『プラトーン』とは、小隊(platoon)のこと。

物語はベトナム戦争の戦場で展開されるが、単に米軍対ベトコンの戦闘を描くだけの映画ではない。
オリバー・ストーン監督がこの映画で本当に描きたかったのは、戦場の真の姿。ベトナム戦争の現場での実像を伝えることこそが、この映画のコンセプトだったのだ。

逆に言うと、戦争エンターテインメントというよりは、ガチの本格映画と言った方が近い。そういう意味では、気楽に見れる映画ではなく、こちらも覚悟を決めて見るべき映画である。

上記のようなコンセプトの映画なので、戦場の狂気的な場面が多々、見られる。

たとえば、米軍による民間人の虐殺、麻薬の蔓延や、同じ米軍の軍人同士での私怨による殺し合いなどである。これらの場面は、直接的にはサバゲーに関係はないが、ベトナム戦争をイメージしたサバゲーをやる場合などには、イメージをふくらませるための助けとなることだろう。また、アンブッシュの感じなども参考になるかもしれない。

この映画についてサバゲー的な観点から見逃せないのが、M653バーンズモデルの存在である。

M653バーンズモデルとは、この映画の最重要人物ともいえる、存在感十分のバーンズ軍曹が使用していたものであり、映画としての大ヒットと、それに伴うサバゲー界での大人気によって、一躍、人気モデルの仲間入りをした。元々、バーンズモデルなんて名称は存在しなかったのだが、バーンズ軍曹が使っていたのと同じタイプ、ということでわざわざバーンズモデルという名前が付けられたのである。

実はM653は、この映画の設定年代には、まだ発売されていない。したがって、時代考証的にはリアルとは言いかねるため、ガチでベトナム戦争をイメージしたいコアなサバゲーファンには敬遠される向きもあることは書き添えておく。

なお、映画の中でM653を使用したのは、映画の製作が設定年代より約20年あとだったため、当時の装備を入手できなかったのではないかと推測されている(当時の装備の入手の難しさについて言えば、趣味で集めていたミリタリーマニアから装備品を、この映画のために貸してもらった、なんて話があるほどだ)。その他、陸軍の話なのに海兵系の装備が多い、というのも、おそらくは同じ理由によるものだろう。

上記のように装備の厳密さでは、やや問題があるものの、『プラトーン』は戦争映画の傑作であると同時に、サバゲー界にも多大な影響を及ぼした映画であり、未見の者にとっては、一見の価値のある映画であることは確かである。

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