ミリタリー雑誌

コンバットマガジン

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【日本のミリタリー誌の草分け的存在】

『コンバットマガジン』は、ワールドフォトプレス発行の月刊誌です。

基本コンセプトは、<GUN&ミリタリーのスーパー・マガジン>。創刊当初は、アメリカ最大の銃器月刊誌であった『GUNS&AMMO』の提携誌でもありました。
ちなみに、創刊は何と1980年ですから、今から30年以上前ということになります(1980年6月号が創刊号)。

イラン・イラク戦争が始まったのが1980年の9月ですから、それよりも早く創刊されていたというわけです。その歴史の長さはまさに、日本のミリタリー誌の草分け的存在といっても過言ではないでしょう。

【現用兵器から歴史的存在まで幅広く網羅】

『コンバットマガジン』の特徴としては、取り上げている対象の幅広さが挙げられます。

たとえば銃器類や兵士の装備などに関しては、現用兵器や最新装備はもちろんのこと、第二次世界大戦当時の銃器類や、あるいはそれ以前の兵士の装備まで、幅広く取り上げています。
つまりは、ミリタリーという言葉を、<戦争や軍に関連する物または事>として広くとらえているためで、そういった観点からすれば、紀元前27年に端を発した帝政ローマ時代の軍や兵士のことも、その対象となりうるわけです。
また、たとえば銃器類に関しては、海外で開催された実銃の見本市のレポート等、実銃に関する記事が充実している一方で、トイガンに関してもしっかりと取り上げられており、カスタム等にも触れられているなど、充実の内容です。 その他、自衛隊等の軍事関係の情報や、ナイフに関する情報、さらにはコスプレも含めた各種装備品に関する情報など、非常に幅広いさまざまな情報が網羅されています。

全体として、何かに特化した雑誌というよりは、<銃器類とミリタリーに関する総合誌>的な位置付けということができます。 バランスよくさまざまな情報が取り上げられているため、購読すれば、銃器やミリタリーに関する総合的な知識をバランスよく身につけることができるでしょう。

【ミリタリー関係の総合的な知識を身につけたい方におすすめ】

以上のように、大変バランスのいい『コンバットマガジン』ですが、トイガンやアクセサリーについても取り上げている一方で、サバゲー自体に関しては、さほど取り上げられているわけではありません。

ただし、サバゲーとも関連が深い内容についてのしっかりとした記事が掲載されていますので、結果として、しっかりした物の見方や考え方を身につけることができます。銃器類やミリタリーに関する教養を身につけることができ、自分自身を成長させてくれるという意味で、非常に有意義な雑誌と言うことができるでしょう。

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