第54回全日本模型ホビーショーで発売予定の新製品がいくつか発表されていますが、現在の最新のハンドガンと言えば、M&P9ですね。
ミリタリー&ポリスの名
M&Pはミリタリーアンドポリスの頭文字となっており、9は9mmの口径であるためM&P9の名称となります。その名称からわかるように、この銃は軍や警察での採用を目指して開発されたものとなっています。開発したメーカーはS&W、スミスアンドウェッソンとなります。
このM&P自体には多くのバリエーションモデルがありますが、東京マルイが採用したのがマニュアル式のサムセフティ(親指の当たる位置にある、指動式の安全装置)のついた9mm口径のモデルとなります。実銃から採寸、型どりをしているので、形状やサイズは当然ながら再現性は高くなっています。シボや刻印なども同様です。
様々な特徴
大きな特徴としては大口径のシリンダーが採用されている点です。直径が15mmになるシリンダーが採用されており、射撃も安定していますし、ブローバックも迫力のあるものとなっています。
また、サムセフティはダミーが無く、左右のどちらからでも操作が可能となっています。そのため左右どちらでも使用できますから、利き腕が右でも左でも問題はありません。
もちろん近年のハンドガンの必須装備ともいえるアンダーレイルも装備されていますから、フラッシュライトやレーザーサイトといったオプション装備もそのまま取り付けが可能となっています。マガジンは装弾数が25発となっており、また、ダイキャスト性であるため冷えにも強くなっているということです。
グリップの特徴
ハンドガンはそのグリップのサイズによって手の大きな人や小さな人にとっては握りやすかったり、握りにくかったりということがあります。もちろん簡単にグリップを交換できるものであれば、市販のグリップに付け替えることによって調整をすることができますし、また見た目を自分好みのものにカスタマイズすることも可能となります。
ですが、このM&P9には3種類のグリップ部のパームスウェルがついているため、簡単にグリップの大きさを変更できるのです。
出荷時のものは一番小さなものですが、細く感じるようであればより大きいものに変更することで自分の手に合わせることができるようになります。嬉しい点としては、その着脱は工具を必要とせず、簡単に交換が可能となっています。
また、細かな点ですが、中折れ式のトリガーもきちんと再現されています。但しその可動範囲はそれほど大きくありませんから、意識しなければ気づかないかもしれませんね。