空想の産物だった無人機がここ近年、研究され実用化されつつあります。アメリカや日本などの国々が無人機の実用化に向けて研究中です。
今回は人間が乗り込まない無人機をご紹介しましょう。
無人機にはいくつか種類があり航空機、船舶、潜水艦、小さい戦車、ボール状の無人偵察機まで多岐にわたります。中には武装した無人攻撃機もあります。また、既存の有人兵器の無人化に成功した例もあります。
無人機は人工衛星を経由して遠隔操作できるタイプと、自ら思考し決断するタイプがあります。
無人機の主たる任務は人間が行くには危険な地帯（敵地）に攻撃可能な戦力として送り込むことや支援活動。もちろん、偵察任務と情報収集も含まれています。
無人機はUAV（Unmanned Aerial Vehicle）とも呼ばれています。この場合ですと、無人航空機のことで、代表的なUAVはアメリカ軍のRQ-4 グローバルホーク、RQ-11 レイヴン、X-45、MQ-9 リーパーが有名です。
このうちX-45とMQ-9 リーパーはミサイルや爆弾を搭載できる無人攻撃機です。これらの無人攻撃機は2001年のアフガニスタン紛争で出撃し、民間人を誤爆したことで、有名になってしまいました。
無人機は偵察が主になっていて、一部の無人機が武装しているのが現状です。ほかにも、人間の代わりに荷物を運んでくれる無人車が開発中と耳にしたことがあります。
今のところ、無人機は作戦と人間のバックアップが中心で、自ら思考して戦闘する自立型無人機の登場はまだ、先になりそうです。
余談ですが、アメリカ人の中には無人機が人間に、反旗を翻すと本気で信じている人が多いようです。映画の見過ぎかな？
