タナカワークスは日本の遊戯中のメーカーで、本社は東京都北区にあります。
元々は田中木工として、実銃やモデルガンのための木製のストックを作っていた会社です。そのため、現在の商品でも、木製の部品の仕様が見られ、他社のような木目調のプラスティックではなく、本物の木材を使用したグリップが用意されていることが多くなっています。
古くから六研(モデルガンの試作・製造・販売)の代表である六人部登氏との関係があり、タナカワークスにおける製品の試作の多くはこの六人部登氏のものとなっています。
初期のガスオペレーションシステムやペガサスシステム、また、ガス式のボルトアクションライフル、カシオペアシステムといったものも六人部登氏の試作によるものとなっています。
会社の創立から歴史
古くは田中木工として、実銃やモデルガンのための木製のストックを作っていましたが、東京CMC社が1985年に廃業した際に金属製モデルガンを受け継ぐ形で本格的なトイガン業界に参入することとなっています。
最初の大きな歴史的なこととして、ブローバックガスガンの開発があります。このガスによるブローバックの仕組みはこのタナカワークスで最初に実現されています。その後、ペガサスシステムと呼ばれる画期的な機構の開発に成功し、当時は困難と言われていたリボルバー製品の開発を次々に行っています。
また、知名度の高いメーカーのリボルバーだけでなく、比較的知名度の低いメーカーのモデルも色々と製品化しています。
そのペガサスシステムの後継とも呼べるリボルバーの画期的な機構であるカシオペアシステムが開発され、その仕組みを搭載したリボルバーが発売されたときに事件が起こっています。カシオペアタイプはカートリッジの中にガスタンクや放出バルブを持っており、撃鉄からの弱い力で発射が可能となっています。このガスガンについて科学捜査研究所で、この機構で発射可能な極めて特殊な構造である銃弾を作成し、そのガスガンでの発射が可能なことを確認した上で、実銃と同等の殺傷能力を有しているとして、銃刀法違反の容疑で社長が逮捕されるに至っています。
その後東京地検によって釈放が発表されています。
主力製品と特徴
タナカワークスにおける主力製品はやはり、他に類をみないリボルバータイプのガスガンになります。
これは他社では製造されないような知名度の低いメーカーや同じモデルであっても様々なバリエーションモデルが展開されていることからもわかります。またタナカワークスの全体的な特徴としては、もとがモデルガンの製造ということもあり、エアソフトガンにおいてもそのリアルな構造や形状の再現が特徴となっています。
会社概要
名称 | ㈱タナカ |
所在地 | 〒114-0003 東京都北区豊島8-15-11 ミツウロコ王子マンション1F |
URL | http://www.tanaka-works.com/index.html |