-言わずと知れた大ヒットアクションドラマ!-
『24-TWENTYFOUR-』は、CTUロサンゼルス支局の捜査官である主人公ジャック・バウアーとテロリストとの戦いを描く、アメリカ製の大人気テレビドラマである。
アメリカのみならず、世界的な人気を誇っている作品で、当然、日本でも一世を風靡した。
現在、シーズン8(ファイナル・シーズン)まで放送されており、新シリーズ『24:LiveAnotherDay』も放送開始予定である。
『24:LiveAnotherDay』
【予告編】
しかし、シーズン1放送開始直前の9.11アメリカ同時多発テロの影響もあってか、その緊迫感や、同時進行的なスリリングさは群を抜くものがある。
ジャック・バウアーをはじめとする登場人物たちのキャラクターも立っており、エンターテインメント性も高い。
各シーズンの概略は、以下の通りである(多少、ネタバレがありますので、ご注意を!)(その他、短編が複数あります)。
【シーズン1】
アメリカ大統領候補暗殺計画と関連して、大統領予備選挙当日の24時間の攻防を描く。
【シーズン2】
CTUに復職したジャック・バウアーが、テロ組織に潜入。テロリストによるロサンゼルス核爆弾爆発テロを防ぐべく奮闘する24時間の攻防を描く。
【シーズン3】
ロサンゼルスでのバイオテロを防ぐべく、ジャック・バウアーの24時間の奮闘が描かれる。
【シーズン4】
国防長官の拉致を含む連続多発テロを防ぐべく、CTUを解雇され、国防長官付となっていたジャック・バウアーの24時間の奮闘が描かれる。
【シーズン5】
中国に追われる身となったジャック・バウアーが、テロリストに狙われたかつての仲間を助けるべく、再び戦いに赴くことに。複雑な陰謀計画との24時間の激闘が描かれる。
主要キャラクターの死もあるなど、衝撃の内容である。
【シーズン6】
中国に監禁されていたジャック・バウアーが、自爆テロ相次ぐアメリカへと帰国したことから始まる24時間の攻防が描かれる。
ジャック・バウアーの心に陰りが見えるなど、やや異色の内容。
【24リデンプション】
放送時間2時間の特別編。
アフリカ某国で、ジャック・バウアーが武装集団から現地の子供たちを救うため、立ち上がる。
【シーズン7】
CTU解体後、テロリストによるアメリカ国内のインフラ網乗っ取りを防ぐべく、捜査に協力するジャック・バウアーの奮闘を描く。
【シーズン8(ファイナル・シーズン)】
引退していたジャック・バウアーが、中東の某国大統領暗殺計画がらみで復帰することに。
ジャック・バウアーが復讐心に燃えて暴走するなど、衝撃の展開となっている。
ちなみにジャック・バウアーの愛銃は、シーズン2まではシグザウエルP228、シーズン3以降はH&K社のUSPコンパクトである(もちろん、ベレッタM92、グロック17等のその他の銃も多数、登場)。
また、野暮な話ではあるが、『24』はあくまでもエンターテインメントであって、その中で描かれている対テロリストや捜査に関する常識等は、現実世界では受け入れられないものもある。念のため。
そんな『24』ではあるが、シーズンを重ねるに連れ、敵は内側にあり、といった感が強くなっていくのは、やはり、9.11から年月が過ぎ、一時のショックが薄れたことと無縁ではないのだろう。
ともかく、『24』はエンターテインメントとしては出色であり、ハンドガンやライフルが多数登場するテレビドラマを求めているなら、ぜひ押さえておきたい作品である。