ハイサイクル仕様のMP5
このMP5はドイツのH&C(ヘッケラー&コッホ)社による短機関銃(SMG)で同社のG3を基にして開発が行われています。
そのMP5には多くのバリエーションモデルが産まれており、その中のいくつかを東京マルイが電動ガンとして再現しています。
東京マルイの電動ガンのシリーズには次世代、スタンダード、ハイサイクルカスタム、コンパクトマシンガン、ハンドガンの種類に分けることができますが、このMP5A5HCはハイサイクルカスタムとなります。スタンダード電動ガンのシリーズにもこのMP5A5はありますが、そのエアソフトガンをハイサイクル化したものとなります。
スタンダード電動ガンとの違い
外見などはスタンダード電動ガンのそれと相違はありません。
モーターを始めとした内部のメカニズムをハイサイクル専用にカスタマイズしたものでその特徴としてはその連射速度にあります。
セミオートでの発射であればスタンダードとの違いはそれほどありませんが、フルオート時の性能としては1秒間に25発ものBB弾を発射することが可能になります。
スタンダード電動ガンのものでは標準のマガジンが50発しかはいりませんから、2秒でマガジンが空になってしまうということになります。
そのためハイサイクルカスタムでは標準装備のマガジンがドラム式のマガジンとなっており、400発の装弾数となっています。スタンダートの連射マガジンが200発であるのに対して倍の装弾数となっています。
MP5A5の特徴
MP5A5はMP5の多くのバリエーションモデルの中のA5と呼ばれるモデルにあたります。
これはSEALsモデルとも呼ばれ、MP5をアメリカ海軍特殊部隊であるSEALs(シールズ)向けにカスタマイズしたものとなります。
A1から始まる改良の課程でA4で採用されたバーストモードがオミットされ、サイレンサーを取り付けられるようにバレルにネジ加工が施されています。
また、A4で採用されているリトラクタブル(伸縮)ストックがそのまま採用されています。
ハイサイクルカスタムの優位性
こういったハイサイクルカスタムのシリーズの魅力は、やはりサバイバルゲーム等の実戦で使用してこそといった感があります。
プリンキング等で的を撃つのも楽しいものなのですが、この連射速度による利点は多くのBB弾を発射し、弾幕を張ることが可能といった点になります。
フラッグ戦などによる拠点防衛では、接近してきた相手をこの弾幕で足止めすることが可能となります。
但し、いくら連射マガジンといっても秒間25発の発射では400発も16秒しかもちません。そのため使いどころを考える必要も出てきますね。