今年もゴールデンウィークに山口県にある自衛隊の岩国基地で航空ショーが開催されています。
今年の目玉はなんといってもブルーインパルスによるアクロバット飛行ということになります。航空ショー自体は毎年行われていますが、ブルーインパルスが岩国基地の航空ショーでアクロバット飛行を披露するのは数年ぶりということです。
ブルーインパルスの誕生
ブルーインパルスの誕生は、1960年のことです。当時の期待はアメリカから供与されたF-86Fです。これは当時の主力戦闘機ということになります。所属としては、浜松基地第1航空団第2飛行隊の空中機動研究班となります。この機体で誕生から21年の間に545回の華麗なアクロバット飛行を披露しています。このアクロバット飛行は、展示飛行と呼ばれます。
また、映画の製作にも協力しており、その映画会社によってデザインされたカラーリングは有名で、F-86ブルーとしてイメージも定着しています。
国産機による2代目行こう
2代目のブルーインパルスは、1982年に国産の機体であるT2を使用して発足しています。これは、F-86に比べると、高速性能を重視した機体となっており、助走を長くとって力強い演技が魅力となっています。なかでも、5番機による単独での最大能力での旋回がファンに指示されています。
このチームはアメリカ空軍のサンダーバーズとも、三沢基地での航空ショーで共演しています。その後、平成7年にT4が現在のブルーインパルスの使用機体となります。現在の機体は3代目ということですね。
また、現在はブルーインパルスのパイロットの任期は3年となっており、1年目、2年目、3年目でそれぞれ役割が異なっています。実際にアクロバット飛行を行うのは、2年目、3年目のパイロットになります。現在の所属は、松島基地の第4空団の第11飛行隊となります。もちろん、ブルーインパルスというのは愛称で、この第4航空団飛行群第11飛行隊というのが、制式名称です。
ブルーインパルスを見に行こう
ブルーインパルスの華麗なアクロバット飛行を見るには、やはり航空ショー等の展示飛行であるアクロバット飛行が行われるイベントに参加するのが一番です。ですが、他にも方法はあります。アクロバット飛行は見られませんが、ブルーインパルスの機体等の見学が可能になっています。
松島基地の見学をすることで、ブルーインパルスを見学が可能になっています。但し、ブルーインパルスは各地のイベントでいない場合があるので、要確認ですね。見学は平日のみとなっていますが、個人でも団体でも可能になっています。1か月前までに広報班に問い合わせをしておきましょう。