ミリタリー豆知識

敵に向かって投てき! 手榴弾!!

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手榴弾は安全ピンを抜いた時点で敵でも、味方でもありません。味方がない場所に投げましょう!

今回は、手の平サイズなのに強力な破壊力と爆発力を秘めた手榴弾についてです。
手榴弾の誕生は黒色火薬が発明されたころと言われています。実は銃器が発明される前から手榴弾はありました。手榴弾は古い武器と言えます。

今日の手榴弾は小型で携帯しやすくされています。アメリカ軍のM67は形状がリンゴに似ていることから「アップル・グレネード」と呼ばれています。
これまた、アメリカ軍のマークⅡ手榴弾は模様がパイナップルに似ていることから「パイナップル」と呼ばれていたそうです。

この二つの共通点は爆発と同時に破片が飛び散る設計になっていることです。手榴弾はただ、爆発するだけではありません。爆発と同時に四方八方に破片が飛び散ります。

映画などでは、手榴弾が飛んでくると「伏せろぉ!」と叫ぶのは、体に破片があたる面積を少なくできるからです。

そういえば、YouTubeで輪になった新兵(?)が本物の手榴弾の安全ピンを抜いて、隣の兵士に渡し、最後は穴に投げて伏せるというとても危険極まりない訓練動画を見たことがあります。
ほかにも、投てきに失敗して近くに落としてしまった動画を見たことがあります。もし、お時間があったら検索してみてください。ケガ人は出てないので、ある意味、安心して見られます。

手榴弾はいくつ種類が存在します。強烈な光と音で、敵をひるませるスタングレネードまたはフラッシュバンと呼ばれる手榴弾と、色のついた煙を出して位置を知らせるなどに使われるスモークグレネードです。
この二種類は殺傷能力を持たない手榴弾です。
映画やゲームでよく登場する手榴弾ですね。たまに、特殊部隊が訓練している動画で使っています。

実はサバゲーでも、手榴弾があります。火薬の代わりガスを使ってBB弾を四散させる手榴弾です。

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