KSCからガスブローバックガンの新製品が発売されます。旧ロシア、ソビエト連邦で使用されたマカロフPMです。
このKSC製のエアソフトガンはベトナム戦争以降の中期のモデルを再現したものとなっています。
実銃であるマカロフ
このマカロフは第二次世界大戦後に、それまで軍用で制式採用されていたトカレフに代わるものとして開発されています。制式採用されたのは1951年のことで、その銃の主任設計者の名前であるニコライ・マカロフにちなんでこの名称となっています。
設計自体にはドイツのワルサー社のワルサーPPの影響を大きく受けています。作動方式はストレート・ブローバックでダブルアクションとシングルアクションの兼用となっています。
スライドの側面に手動式の安全装置があり、これらはワルサーPPのそれと同じということになります。トカレフには安全装置がなかったため、このマカロフに代わることで大きく改善されていると言えます。
様々な特徴
KSCがエアソフトガンとして再現したこのマカロフPMでは実銃と同様に独自性の強い特徴的な構造も再現されています。ワルサーPPの影響を受けていながらもマカロフPM独自の構造があるということです。
まず、マガジンキャッチとハンマースプリングが一つの部品になっている点。次にデコッキング後にセフティをオンにすると、ハンマーとスライドにロックがかかるといった点ですね。これらが巧みに再現されています。
また、スライドやフレームにはヘビーウェイトの素材を使用しているのでコンパクトながら軽すぎない重さとなっています。とは、言っても実銃とくらべると3分の2ほどで500gしかありませんが。ですが、メカはSYSYTEM7が採用されているので見た目よりも作動性はよさそうです。
サバイバルゲームにはちょっと不向き?
実際にサバイバルゲームに使うとなると、サブウェポンとしても少し心もとないかもしれません。というのが、装弾数が10発となっています。もちろんこれでも実銃よりは多いのですけれど。
実際にあまり使用することのないサブウェポンだとしても10発ではやはり、ちょっと考えてしまうかもしれません。シューティングの大会で上位入賞されるような方であれば、それほど弾数は気にならないかもしれませんね。
もちろん、オプションのマガジンも同時に発売されるので、これは必須といえるのかもしれません。全長も16センチとコンパクトなハンドガンなので携行はしやすいと言えます。注意点としては、サバイバルゲーム中に落とさないように。といったところでしょうか。小さいのでフィールドによっては見つけにくいかも。実際にゲーム中にマガジン等を落とされる方が多いので注意は必要ですね。